コロナ災禍の大晦日、レネ・バラードは二人組の強姦犯を追い、性犯罪担当の女刑事と車でスタンバイしていた。日本では見かけない風習ではあるが、年末カウントダウンで花火が打ち上げられ、イカれた奴は銃を上空にむけぶっ放す。時たま落ちてくる弾に当たる不運な人もいて、その日もハリウッドで一人が命を落とし、レネ達に臨場要請が降る。レネはこの死に不審を抱き、巧妙に練られた殺人事件ではないかと推理する。しかしレネは殺人担当刑事ではないので、年が開ければ殺人科に事件を引き継ぐことになるが、レネは自分の担当事件とするよう上司と掛け合うも、組織の壁や規律がレネの前に立ちはだかる。　背景として、アメリカを覆う警察に対する不信感やコロナ災禍による警察組織の無力化が描かれている。そしてレネの組織・規律を無視した活躍が始まる。　年金生活のボッシュに代わり、女ボッシュの誕生だ。ボッシュは、ジェダイ・マスターとしてレネにフォースを与える役割となる。　ストーリーは秀逸で、飽きさせないが、ミステリーとして読むと伏線回収は完璧ではなく、ちょっと荒い。　レネ・バラードも前作までのノマド的自由人の雰囲気が抜け、正義のためならなんでもアリの猪突猛進タイプに変わってしまったのが、ちょい寂しいです。

2023/06/01

楽しみにしていたのに残念です

2023/05/28

スマホにはダウンロードできたのですが、Kindle for PCにダウンロードできません。

2023/05/28

一通り読み終わって、GoetheのFaustの結語、「永遠に女性的なるもの、われらを引きて往かしむ。」（鴎外訳）を思い出しました。多少道徳臭さを感じますが、魅力的な小説です。英語は読みやすいと思います。表紙の絵がいいですね（Penguin版）。左端が（私の大切な）Bethだと思うのですが、どうでしょう？　作品に深入りしてしまうと、生活環境の変化にもかかわらずこのような姉妹を育てたMrs. Marchや、自分の孫娘の代わりと思っていたBethを失った老Laurenceについてもう少し詳しく書いてほしかったと思いますが、それは高望みですね。日本の淑女の皆様、ぜひこの本を読んで、March姉妹と友達になってください。追加末っ子Amyが学校で体罰を受けた時のエピソードは、非常に考えさせるものがあります。私はMarch夫人は正しく行動したと思います。

2023/05/27

２０２０年が暮れようとするもLAPDのレネイ・バラード刑事は眠れない。コロナでマスクが手放せないなか越年の花火銃声に紛れて男性が射殺された。弾を調べると１０年前の事件で使われ迷宮入りしたものとわかり、当時の担当刑事がすでに退官しているハリー・ボッシュだったところから、今や第一線で活躍するバラードが嘗ての上司ハリーに相談を持ちかけた。そうこうしているうちに住宅街で独身女性宅を襲う二人組のレイプ事案が三度続き、バラード刑事の八面六臂が開陳される。猪突猛進の彼女を気遣うハリーの父親然と寄り添う優しい眼差しが話を和ませる。エド・マクベインの８７分署めいた雰囲気でLAPDの仲間たちがぞろぞろ出てとても名前を覚えられない。日本の警察小説ではそんな大人数は出てこないような気がするが盛り立てる手法の違いかなあ。それはともかく愛犬を失った失意のバラードに新しいワンワンが現れたり、イケメンの救急隊員が近づいたり、同僚のシングルマザー リサ・ムーアと仲違いしたり、で、最後はバラードが犯人と殺し合いをして辞表を出してしまい、これから先どうなるのか、と賑やかな一冊だった。

2023/05/25

スタンダードの物だと大きいので、こちらも購入しました。お出かけの際の持ち歩きとして読んでます。あおむしがご飯をいっぱい食べて、ふとっちょになるシーンでいつも笑います。

2023/05/22

絵本だけど、おしゃれで笑える大人のための本です。

2023/05/18

何回読み聞かせをしても子どもたちは大喜びです。仕掛け絵本は本当に人気があります。ただ欲を言えばもう少し絵本が大きければいいのになあと思います。

2023/05/18